アースキーパーズインタビュー
Earthkeepers(アースキーパーズ)として活動する著名人の
インタビューを全4回に分けて掲載していきます。

栗城さんは今回、エベレストに挑戦されます。登山中に動画をインターネットで配信するそうですが『単独登頂』なのにどうやって自分の姿をカメラに収めるのですか?
エベレストに限ったことではないのですが、自分の目線で撮影する場合は ヘルメットにカメラを付け、撮影します。登山中は基本的に両手を自由にしておきたいですから。で、質問の自分の姿ですが、これは皆さんがデジタルカメラで腕を伸ばしてレンズを自分に向けて撮る、あれと同じことを手持ちカメラで撮影しているんです。
意外ですね。でも、全身を映している動画もありますが・・・
全身を映す時は・・・三脚を立て、カメラをセットして、一旦戻って、それから写っているだろうところを通り過ぎて、それから、もう一度戻って、カメラと三脚を回収して・・・次に向かいます(笑)手間ですが、仕方が無いですね。
単独・無酸素で登頂するときに一番苦しい(苦しかった)ことはなんですか?
ボクは高度順応力が弱くて、高度障害に苦しむんです、毎回。ボクの場合は吐き気よりも頭痛がひどくなるんですよ。それも、後頭部が内側から外側に飛び出していくような痛みなんです。
これは、質問への回答になってないかもしれないですけど、一番苦しいことは登頂できなかったことかもしれません。頂上まで行けないということは高度障害も含めて、それまでの苦しみが苦しいだけで終わってしまうことになるからでしょうね。

苦しさを乗り越えて挑戦を続ける栗城さんですが、登山前に必ずすることがあるそうですが・・・
はい、縁起を担ぐわけではないんですが・・・登山に行く前は、母と御先祖の御墓参りを必ずします。なんていうか・・・人は目に見えないものに守られているような気がするんです。それを人は「神様の加護がある」とか「運がある」とか言うんじゃないでしょうか。
これまでにそういった目に見えないものに守られていると感じることがあったのですか?
前回もお話ししましたが、ダウラギリでの100mの滑落で助かったのも目には見えないけど山の神様のお陰かな、と思っています。素直に感謝しました。
そういった身近な感謝の延長線上に地球環境そのものに対する大きな感謝があると思います。そして、感謝したら、次はそれに対して何ができるかを考え、行動することが必要だと思います。
地球や自然への感謝の気持ちを行動に変えるにはどうしたらいいと思いますか?
ボクは、自分の活動を通して何となくそういうものが伝わればいいと思っていますが・・・そうですね。例えば日常生活で使うモノにしても環境に配慮された製品を選ぶだけでもいいんじゃないでしょうか?
環境に配慮された製品というと選択肢が減るような気がしますが
そうですね、その製品そのものに環境への配慮が反映されにくいものもあると思います。でも、その製品を作っている企業全体が環境への取り組みをしていてくれれば良いんじゃないでしょうか。
個人的には機能が幾ら良くても環境への配慮無しに作られているならあんまり・・・使いたくないかも。服とかもそうです。

栗城さんが身につけるものを選ぶ基準は何ですか?
ナチュラルな感じ、かな。服もシューズも自分の感性に合ったものを選ぶようにしています。それとブランド精神も含めてその企業が環境問題に取り組んでいるかどうかも気になりますね。
そういう意味でもティンバーランドさんのシューズや服は、機能性も高く、環境問題にも取り組んでいるので好きですね。廃棄された自動車のタイヤをシューズのソール(底)にリサイクルして使用するアイデアは素晴らしいと思います。
何か特別なことをしなくても日常でそういう製品を選んで使っていれば、その行為が地球環境に配慮することになっているんじゃないでしょうか。
最後に栗城さんの今後の活動予定を教えてください
今のところは目前のエベレスト単独・無酸素登頂を成功させることだけを考えています。今後のことは、戻ってから考えるつもりです。
ありがとうございました。プロジェクトの成功をお祈りしております
※このインタビューは、登頂チャレンジ直前の8月に実施致しました。

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